退職手続きは、退職日を起点に給与、社会保険、雇用保険、税務、貸与物、アカウントを同時に終了させる業務です。退職理由や最終出勤日だけで処理せず、雇用契約上の退職日を共通基準として管理します。
1. このページで確認できること
- 退職日までに確認する情報
- 最終給与・住民税・社会保険料
- 社会保険と雇用保険の資格喪失
- 離職票・源泉徴収票等の交付
- 貸与物・アカウント・秘密情報の回収
2. 基本用語
- 退職日
- 雇用契約が終了する日です。最終出勤日や有給消化開始日と異なる場合があります。
- 資格喪失日
- 社会保険では原則として退職日の翌日など、制度ごとの基準により資格を失う日です。
- 離職票
- 雇用保険の基本手当等を受ける際に使用する書類で、必要に応じて事業主が離職証明書を提出して発行されます。
3. 基本的な確認の流れ
- 退職届等で退職日、退職理由、離職票の希望を確認します。
- 最終給与、未精算経費、有給、住民税、社会保険料の控除方法を確定します。
- 健康保険証等の返却を確認し、社会保険資格喪失届を提出します。
- 雇用保険資格喪失届と必要な離職証明書を提出します。
- 源泉徴収票、退職証明書等を交付し、貸与物・アカウントを回収します。
4. 実務で確認する主な項目
- 退職日と最終出勤日の区別
- 資格喪失日と保険料控除
- 住民税の特別徴収継続・一括徴収・普通徴収
- 離職理由と離職票の要否
- 源泉徴収票・退職証明書の交付
5. 起こりやすいミスと注意点
- 最終出勤日を退職日として処理する。
- 社会保険料を控除する月を確認せず二重控除・控除漏れが起きる。
- 離職理由を本人確認なしで記載する。
- 源泉徴収票や離職票の送付先を確認しない。
- アカウント停止だけ先行し、必要な引継ぎデータまで失う。
6. 初心者が身につける順序
- 退職日を全手続きの基準日として整理します。
- 最終給与と社会保険料控除を確認します。
- 社会保険・雇用保険の資格喪失を分けて学びます。
- 本人交付書類と会社保管書類を整理します。
- 入社手続きと対比してライフサイクル管理を理解します。
7. 制度・手続きの公式情報
解雇、定年、死亡、契約期間満了など退職理由によって追加手続きや説明事項が異なります。
