従業員が75歳に到達すると、健康保険の被保険者資格を喪失し、後期高齢者医療制度の対象になります。
このページでは、75歳到達時に会社側で確認すること、資格喪失届の考え方、資格確認書等の回収、被扶養者がいる場合の注意点を整理します。
1. この手続きでやること
75歳到達時は、退職ではなく在職中であっても、健康保険の資格喪失に関する確認が必要になります。厚生年金は70歳到達時点で通常の被保険者資格を喪失しているため、75歳到達時は主に健康保険側の確認が中心になります。
- 75歳の誕生日を確認する
- 健康保険の資格喪失年月日を確認する
- 資格確認書等が交付されている場合は回収を確認する
- 被扶養者がいる場合は、その後の加入先を確認する
- 必要に応じて資格喪失届や回収不能届を作成する
2. 提出・申請方法
健康保険・厚生年金保険の届出は、事務センターまたは管轄の年金事務所へ提出します。電子申請を利用する場合は、e-Govや届書作成プログラム、利用中の労務管理システムなどから申請します。
- 提出先:事務センターまたは管轄の年金事務所
- 電子申請:e-Gov、届書作成プログラム、利用中の労務管理システムなどから申請
- 紙で提出:届書を作成し、郵送または窓口で提出
- 確認するもの:氏名、生年月日、基礎年金番号またはマイナンバー、対象年月日、報酬月額など
- あわせて確認:扶養家族、添付書類、関連する資格取得・喪失・変更手続きなども確認
3. 基本的な流れ
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対象者の75歳到達日を確認する
75歳の誕生日を基準に、健康保険の資格喪失年月日を確認します。資格喪失届では、75歳到達の場合、喪失年月日は75歳の誕生日当日として扱います。 -
在職中か退職済みかを確認する
在職中に75歳へ到達する場合と、退職・死亡等による資格喪失では確認ポイントが異なります。退職等が絡む場合は、退職日や死亡日による喪失年月日も確認します。 -
資格確認書等の交付状況を確認する
資格確認書等が交付されている場合は、本人から事業所へ返納してもらう必要があります。回収できない場合は、回収不能届が必要になることがあります。 -
被扶養者の有無を確認する
本人が健康保険の資格を喪失すると、被扶養者もその健康保険の扶養から外れることがあります。国民健康保険など、次の加入先の確認が必要です。 -
必要な届出を作成する
資格喪失届、資格確認書等の返納、回収不能届など、対象者の状況に応じて必要な書類を準備します。 -
提出後の処理状況を確認する
電子申請の場合は、到達・審査・完了・返戻の状態を確認します。紙提出の場合も、控えや社内記録を残しておきます。
4. よくある不明点・名称の整理
- 75歳到達
- 健康保険の被保険者が75歳になることです。75歳になると後期高齢者医療制度の対象となり、健康保険の資格喪失を確認します。
- 後期高齢者医療制度
- 原則として75歳以上の方が対象となる医療制度です。会社の健康保険とは別の制度になるため、保険証・資格確認書等の扱いが変わります。
- 資格喪失年月日
- 健康保険の被保険者資格を失う日です。75歳到達の場合は、75歳の誕生日当日を喪失年月日として確認します。
- 資格確認書等の返納
- 協会けんぽから資格確認書等が交付されている場合、資格喪失時に事業所へ返納してもらう必要があります。
- 被扶養者の扱い
- 本人が健康保険の資格を喪失すると、その健康保険に入っていた被扶養者も扶養から外れることがあります。扶養家族がいる場合は、次の加入先を確認します。
5. 注意点
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退職ではなくても健康保険の資格喪失になる
75歳到達は、在職中であっても健康保険の資格喪失が関係します。退職手続きとは別に、年齢到達による資格喪失として確認します。 -
75歳の誕生日当日がポイントになる
75歳到達による資格喪失では、喪失年月日の考え方が退職時と異なります。誕生日の前日ではなく、75歳の誕生日当日を確認します。 -
被扶養者の加入先確認を忘れない
本人だけでなく、扶養に入っていた家族の健康保険も変わることがあります。国民健康保険等への加入案内が必要になる場合があります。 -
資格確認書等の回収状況を記録する
回収できたか、紛失等で回収できないかを社内で記録しておくと、後日の確認がスムーズです。 -
健康保険組合の場合は組合の案内を確認する
健康保険組合加入事業所では、日本年金機構だけでなく、加入している健康保険組合の手続き案内も確認してください。
6. 公式情報
実際の提出前には、必ず公式サイトで最新の様式・提出方法・注意事項を確認してください。
